夜職をやめられないのはどうして?対処法と円満退店するコツ

自分の部屋で頭を抱えて落ち込んでいる女性

「夜職を辞めたいけれど、辞めるタイミングがわからない」

「今の生活は楽しいけれど、将来が不安」

夜職は短期間で高収入が得られ、華やかな世界。夜職でしか得られない経験も多くあります。

しかし、その華やかな世界に染まってしまうと、なかなか辞めるタイミングがわからなくなってしまいますよね。

この記事では、夜職を辞められない理由と辞めるタイミングについてお伝えしています。

実際に夜職を辞めるにあたって、巻き込まれそうなトラブルとその回避方法、転職への行動を起こすためにできることも解説します。

この記事を読むことで、自分の将来を見つめるきっかけとなり、夜職を辞めて転職する意思を強くもつようになれますよ。

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    夜職を辞められないのはどうして?原因と対処法

    夜職を辞められないのには、いくつか原因が考えられます。中でも大きな原因は次の3つです。

    • 生活習慣が不規則になってしまっている
    • 金銭感覚がズレてしまい一般的な収入に満足できない
    • 転職活動がめんどくさい

     

    ナイトワークは昼夜逆転の生活となりますが、その分、昼の仕事よりも収入が高い職種です。

    そのため、夜職を長く続けている人ほど、夜から昼への生活リズムを戻しにくく、金銭的な面から現在の生活レベルを下げるといったことが難しくなります

     

    また、辞めたいと思っていても、次の仕事を探すのが面倒でなかなか踏み出せない人も多いでしょう。

     

    なんとか夜職を抜け出すことができたとしても、すぐに出戻ってしまう人がいるのは、こうした問題を解決できていないためです。

    そこで、夜職を辞められない原因とその対処法について詳しく解説していきます。

     

    生活習慣が不規則になってしまっている

    夜職が長い人は、「昼は寝て夜に働く」という昼夜逆転の生活リズムが定着しています。

    早起きが苦手で朝起きられない、という夜型になっていませんか?

     

    昼職に転職するには、生活リズムを昼中心に整える必要があります。しかし、よほどの強い意志がなければ生活習慣を急に変化させることはできませんよね。

    そのため、徐々にシフトを減らしていき、仕事の休みの日だけでも太陽の光を多く浴びて少しずつ体内時計を合わせていくことがポイントです。

    「夜寝れない」と感じている人は、寝る前にスマホやテレビなどの液晶画面を見る時間を減らす、入浴やストレッチで全身の力を緩める(リラックスする)ことを心がけるとよいですよ。

     

    また、昼職であっても出勤時間が12時以降の仕事はあるので、「早起きできないから夜職をやめられない」とあきらめる必要はありません。

     

    金銭感覚がズレてしまい一般的な収入で満足できない

    夜職は一般的な昼職に比べて給与が高く、短時間で高収入を得られるのが魅力です。

    そのため、ナイトワークに従事する人には、欲しいものを我慢せずに買い、「また稼げばいいから」と無駄な出費を繰り返してしまう傾向があります。

     

    しかし、夜職を辞めて昼職に就いた場合、一般的な給料水準となり、今よりも収入が下がってしまうのは避けられません。

    夜職を抜け出すには、今のズレた金銭感覚を戻す、つまり、一度上げた生活レベルを下げる必要があります。

     

    こうした問題を解決するには、毎月の出費の見直しを行い、減らせるところから少しずつ節約していきましょう。

     

    たとえば、今より家賃の低い場所に引っ越せば固定費(毎月必ず発生する出費)を抑えられますが、条件に合う場所がすぐ見つかるとは限りませんよね。

    その場合、外食の回数を減らす(金額を下げる)、エステの頻度を下げてホームケアを増やす、など自分にとって取り組みやすいものから節約することを意識してください。

     

    昼職の給料水準(目安として月収20万~30万円程度)で生活できるようになれば、辞めたいと思っているのに無理して夜職を続ける必要はありませんよ。

     

    転職活動がめんどくさい

    新しい仕事を探すのがめんどう、自分に合った昼職があるかわからない、といった理由で夜職を辞められない人もいますよね。

     

    求人サイトをチェックしたはいいものの、どの仕事に応募したらいいか判断できない、夜職しかしたことがないので履歴書や志望動機が書けない、という悩みもあるでしょう。

     

    そういった場合、企業から直接スカウトが来るタイプの求人サイトに登録する、就職エージェントを利用するという方法があります。

    自分に向いている仕事がわかる適職診断や、履歴書の書き方や面接対策のサポートが無料で受けられます。

     

    夜職からの転職に限らず、就職活動には手間がかかるものです。やっと仕事が見つかったと思ってもすぐに辞めてしまっては(夜職に出戻りしては)苦労しただけ損、とも思うかもしれません。

    ですから、自分一人で抱え込まずに就職支援サービスを活用して、もっと自分に合った働きやすい仕事を探してみましょう。

     

    夜職を辞める理由とそのタイミング

    「辞めたいと思っていてもなかなか辞められない」と、ずるずると夜職を続けている……そんな状況に陥ってはいませんか?

     

    しかし、「夜職を辞めるべき理由・タイミング」は存在します。多くの人が当てはまる代表的な内容は以下の通りです。

     

    • ストレスに限界を感じたとき
    • 目標を達成したとき
    • 自分の年齢がお店の平均年齢を大きく超えたとき

     

    ここでは、夜職経験者である筆者が、実際の経験を踏まえながら解説していきます。

     

    ストレスに限界を感じたとき

    夜職は、華やかで高収入な業界ではありますが、身体的にも精神的にもストレスを感じやすい仕事です。

     

    たとえば、昼夜逆転の生活やお酒の飲みすぎで体調を崩すことや、お客様やお店のスタッフとのトラブルから心を病むこともあるでしょう。

     

    時には痛客・クソ客と呼ばれるようなお客さんの対応をしなければならないこともあり、強い精神的ストレスを感じて「夜職を辞めたい」と悩む人は少なくありません。

     

    不眠やメンタルの落ち込みが続いたり、ストレスが体調不良となって身体的な症状として出たら、夜職を辞めるべきタイミングです。

     

    人生において自分の健康に勝るものはありませんので、無理のしすぎで取り返しがつかなくなる前に転職しましょう。

     

    目標を達成したとき

    「借金返済」「大学に行く資金を作りたい」など、目標があって夜職を始めた場合、目標達成に必要な金額を貯めたときが辞めるタイミングです。

     

    具体的な目標を持っていない人は、「50万円貯めたら辞める」といったようなゴールを設定するのも良いでしょう。

    仕事に対するモチベーションを維持できますし、自分で辞めるタイミングを決めることで、「いつまでも夜職を辞められない」といった事態を防げます。

     

    自分の年齢がお店の平均年齢を大きく超えたとき

    20代前半が中心の店舗で30歳を超えるなど、店舗の平均年齢を大きく上回る年齢になった時は、夜職の辞め時です。

     

    店舗では一般的に若いキャストを優先するので、待遇の悪化や居心地が悪くなる恐れもあります。

    モチベーションが低下して、今までのようには稼げなくなるケースもでてくるでしょう。

     

    自分の年齢に適した客層の店舗に移籍するという方法もありますが、「今が辞め時」であり、自分の働き方について考えるタイミングに違いはありません。

     

    夜職を辞めるときのあるある|円満退店のコツ3選

    夜職を辞めるとき、お店とトラブルになることはよく聞く話です。

    お店とトラブルが起きることで辞めさせてもらえなかったり、お給料が支払われなかったりということがないよう、円満退社のコツをお伝えします!

     

    • 辞める意思表示を1ヶ月前に
    • 周囲の仲間と相談
    • 勤務証明を用意しておく

     

    このポイントを押さえておけば、万が一お店とトラブルになってしまっても、落ち着いて対処できますので、参考にしてください。

     

    店長が辞めさせてくれない|辞める意思表示を1ヶ月前に

    辞めたいと申し出ても店長が聞き入れてくれず、なかなか辞めさせてくれないことがあります。

     

    キャストが1人減ることになるので、シフトの調整が必要という問題はありますが、お店に合わせていてはいつまで経っても辞めることができなくなります。

     

    このような事態にならないよう、辞める意思表示は1ヶ月以上前に伝えましょう。

    退職を伝える際には、相手が納得する退店理由を用意しておくとスムーズですよ。

     

    退店理由は次の3つがおすすめです。

     

    • 結婚する
    • 目指したい夢や目標がある
    • 転職する

     

    夜職を辞める際には、必ずしも本当の退店理由が必要なわけではありません。

    お店に残って欲しいと説得されないためには、明確な理由を伝えるほうが賢明です。

     

    ピックアップした3つの退店理由は、いずれも明確に伝えやすく「それは、仕方ないね。残念だけどがんばって」と明るく送り出してもらえる可能性が高いので、おすすめですよ。

     

    辞めると伝えたら給料が下げられた|周囲の仲間と相談

    円満退社するために辞めることを早く伝えた結果、最低時給に減給されたというのもよく聞く話です。

     

    結論からいえば、退職を理由に給料を下げることは「労働条件の不利益変更」に該当し違法となります。

     

    この手の案件に強い弁護士さんにお願いしてもいいのですが費用もかかりますし、お世話になったお店と対立するようなことは、なるべくしたくないところですよね。

     

    そこで、仲の良いキャストさんやスタッフさんに相談してみましょう。

    キャストさんやスタッフさんは、お店にとってあなたが辞めた後も働いてくれる重要な戦力です。

     

    第三者があいだに入ってくれることで、話がうまくまとまる可能性があるからです。

     

    給料が支払われなかった|勤務証明を用意しておく

    お店を辞めた月の給料を払ってもらえなかったというトラブルも、まれにあります。

     

    これ以上お店と関わり合いを持ちたくないという思いはあるかもしれませんが、自分の働いた分の給料は必ず支払ってもらいましょう。

     

    また給料が支払われない事態を想定して、日頃から勤務していたことが証明できるものを用意しておくのがおすすめです。

    具体的には以下が該当します。

     

    • タイムカード
    • シフト表
    • 給料明細
    • 就業規則
    • 給与規程

     

    タイムカードがない場合は、手帳などに手書きの記録を残しておく形でもかまいません。

    これらの勤務証明は、万が一お店が給料を支払わなかった際に、実際に働いたことの証明として使用できます。

     

    黒服経験者の筆者は当時、先輩スタッフから給料未払いの事例を聞いていたため、毎日「何時にどのような業務を行っていたか」「出社していた社員は誰か」をメモしていました。

     

    結果として、勤務場所に恵まれ勤務証明のメモは不要でしたが、万が一の際に自分を守れるのは自分だけと覚えておくことが大切です。

     

    夜職を続けることで失うもの

    夜職を続けることのデメリットをまとめました。

     

    • 健康被害
    • 精神疲労による心の病気
    • 職務経歴が弱くなり転職に不利
    • 婚期を逃す

     

    昼夜逆転の不規則な生活をしつつ毎晩お酒を飲む環境は、健康的とはいい難いですよね。

    ストレスが多い環境ですので、メンタルを病む人は少なくありません。

     

    夜職を長年続けることで一般の昼職からは縁遠くなり、職務経歴も堂々と記載できなくなってしまうので転職は難しくなります。

     

    仮に今は若くてチヤホヤされていたとしても、その時間は永遠ではありません。気がつけば婚期を逃していた、ということもありえます。

     

    このように夜職を長期間続けることは、失うものも多いという危険性を知っておいてください。

     

    夜職しかできないと思っている人の特徴

    「私は夜職しかできない」と思っている人には下記の特徴があります。

     

    • 目標がない
    • 自分だけ生活できれば満足
    • 社会のルールにうまく馴染めない

     

    夜職は一見すると居心地の良い世界ですが、本当にこのまま夜職を続けることに不安は感じていませんか?

     

    夜職を続けるにしても目標は必要。人生の目標を持たず、自己満足だけを追求した生活は収入以外に得られるものが少なく、将来の資産としては何も残せない恐れがあります。

     

    そして、社会にうまく馴染めないと考えている人は、まだ社会経験が少ないだけかもしれません

     

    夜職の限界を感じてから慌てて転職活動をするよりも、今できることから行動を起こすことが将来の安定につながります。

     

    まずは、目標を考えるところから始めましょう。自分の本当にやりたいことが明確になるはずです。

     

    夜職経験者の筆者が夜職を辞めてよかったと感じたこと

    筆者は黒服として勤務していたのですが、当時はほんとに幸せでした。

    なぜなら、お客様からはお酒を頂けるし勤務後には残った食材でご飯を食べることもできたからです。

     

    食費がほぼ不要な毎日だったので、出費も抑えられますし収入もいいので天職だと感じていましたね。

     

    ですが、将来を考えて「今はよくてもこのまま歳をとったら生きていけないかもしれない」、そう考えて転職しました。

     

    昼職へ転職したことで体調はよくなったうえに堂々と自分の職業も家族に言えましたし、何より友人との付き合いを取り戻せたことが、筆者のなかで得られたものとして大きかったです。

     

    夜職がダメと言いたいのではありません。

    ただ、僕は「健康」と「人付き合い」を取り戻したことで夜職のときより地味にはなったものの、満足度の高い毎日を過ごせるようになりました。

     

    今では家庭をもち、毎晩子どもたちと夕飯を一緒に食べています。この「普通の日常」は当時決断していなければ、今でも手に入っていなかったかもしれません。

     

    夜職を辞めようと思った時に何をすべきか考え、スピード感をもった行動は大切です。今迷っているのであれば、ぜひ参考にしてくださいね。

     

    夜職を辞めたいと思ったら行動すべきこと

    夜職を辞めたいと思ったら行動することが大切です。

     

    • 目標や目的を決めておく
    • お店に辞めたい理由や悩みを相談する
    • 転職エージェントに登録する

     

    まずは、これからの人生における目標や目的を決めましょう。

    お店で仲が良いキャストさんやスタッフさんに、これからの人生や悩んでいることを相談してみるのもおすすめです。

     

    同じ環境で働いているので、共感できることも多いうえに新しい発見に気づくこともあるでしょう。

     

    また、労働環境などお店側で改善が可能なものに関しては、辞めたい理由や悩みを店長に相談してみるのも有効です。

    すぐに辞めないにしても、最後まで気持ちよく勤務できるほうがいいですよね。

     

    そして転職を考え出したなら、転職エージェントに登録しましょう。

    心強い味方となって転職をサポートしてくれますし、なるべく早く登録をして相談することで条件の良い転職先が見つかるかも知れません。

     

    ギリギリまで悩むのではなく、「ちょっとだけ相談してみたい」くらいの気持ちでも前に進めることが大切です。

     

    まとめ|夜職を辞めて規則的な生活の昼職へ転職しましょう

    この記事では、夜職が辞められない人に向けて、夜職を辞めると判断すべきタイミングやきっかけ、夜職を続けるデメリットなどをお伝えしました。

    夜職を本気で続けようと思っている人以外は、早めの転職がおすすめです。

     

    夜職を辞めようと決めたら、まずやるべきことは人生の目標を決めることです。

    目標や目的がなければ、夜職はなかなか辞められません。

     

    また昼職に就くことで、規則正しく健康的な生活を送れます。

    夜職を辞めて良かったと思える日を迎えるためにも、今できることをやりましょう!

     

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