夜職を辞めるのはLINEでもいい?

布団の中でスマホをいじっている女性の手元

「勤めているお店のスムーズな辞め方がわからない」

「辞めるって言ったら、引き留められる?給料はどうなるの?」

「辞めてもどうやって生活すればいいか不安」

キャバクラやホストなど、夜職を辞めたいと思ってもなかなか顔を合わせにくい事情や将来への不安をもっていませんか。

ここでは、精神的・体力的に厳しい夜職でトラブルを起こさずに辞める方法、退職希望を伝える際の例文を紹介します。

職場に退店を伝えて円満に退職し、自分の人生へ一歩踏み出すには「辞めたい理由の整理」「これからの計画」が大事です。

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    水商売など夜のお店を辞めるときは「LINE」でもいい?

    夜職を辞めるとき、勤務店舗に行かずにLINEやメールで退職希望を伝えても、法律的には問題ありません。

    民法では、雇用期間が決まっていない場合、退職の意思を伝えてから14日後には退職できると定められています。

    つまり、仕事を辞める際に上司や雇用主に直接会う必要はなく、辞めたい14日前に退職の連絡をすることが法律上の最低限の条件となります。

     

    しかし、退職のあいさつをLINEと対面の両方で行うことにより、スムーズに夜職を辞められるということもあるでしょう。

    たとえば、付き合いのあるお客さまや普段からお店で接している上司には、感謝の気持ちを添えて報告するようにすると印象が良くなります

    一方的に「もう辞めます」とLINEで言われるよりも、きちんとあいさつをすることで、快く送り出してくれる可能性が高まりますよ。

    辞める前の面倒なトラブルにまきこまれにくくすることや、後々の付き合いも考えれば、ベストな選択といえるでしょう。

     

    夜職を飛ぶのは危険?

    退職の意思を伝えずに「飛ぶ」のはリスクが高いため、やめたほうが無難です。

    出勤予定のスタッフが急に来なくなれば、当然店側から連絡があります。

    電話の着信拒否やLINEをブロックするなどして連絡手段を絶った場合、「めんどうなやりとりをせずに済んだ」と思うかもしれません。

     

    しかし、夜職は給料が手渡しのところが多いので、飛ぶと出勤分のお金がもらえません。振込であっても、本来もらえる額が振り込まれるとは限らないのです。

    また、夜職の情報は運営会社に関係なく共有されることが多いので、同じ地区やエリアの夜のお店では働けないと思ってください。

     

    そもそも仕事を飛ぶということは、2度と職場の相手にあわない場合に限定される最終手段と考えましょう。

     

    夜職を辞めるときのLINEの例文

    夜職を辞める際のトラブルを最低限にするには、「辞めたい理由を明確に伝える」「退職希望する1か月前に申告する」の2点が重要になります。

    たとえば、「病気やケガ」「昼職への転職」など他人ではとめることができない理由を用意しておくと、深く追求されることもなく退職できます。事実と異なる理由でも構いません。

     

    また、お店を辞める決断をしたら、なるべく早く上司に連絡しましょう。

    人手不足やスタッフのスケジュール調整の都合上、すぐには辞めさせてもらえないことが多いので、次回のシフトを作る前、1か月前がベストです。

    夜職は特殊な業界ですが、社会人としての適切な礼儀と常識をもって対応し、関係者に迷惑をかけないよう心がけることが大切です。

     

    それでは、実際にLINEを送るときの例文を紹介します。

     

    店長に辞めると送るときの例文

    店長へ辞める連絡は、できるだけスムーズにすすむようにしたいですよね。

    例文を下記に紹介しますので、参考にしてください。

     

    ⚪️⚪️店長、お疲れ様です。

    お忙しいところ恐縮ですが、お伝えしたいことがございます。

     

    実は正社員として、就職の内定が決まりました。

    お仕事を続けたい気持ちはありますが、就職先は副業も禁止されているため退職させていただきたく思います。

     

    急なことで誠に申し訳ございません。

    退職日は⚪️月⚪️日を希望いたしますので、よろしくお願いいたします。

     

    この例文のポイントは、「お世話になった店長や上司への気遣い」「店舗に迷惑がかかることに対する謝罪」「明確な退職日の記載」です。

     

    また、「退職は1ヶ月前に申告すること」など雇用契約書に記載がある場合は、早めに退職の旨を伝える必要があります。

    その際の連絡はLINEやメールで問題ありません。

    誤解のないように明確かつ他人が関与できないような理由や退職日時は文章で伝え、礼儀として口頭でも伝えるように準備しておけば、過度な引き留めなども受けずに退職できます。

     

    常連や指名客へ辞める旨を伝える例文

    常連や指名客へ辞める旨は、普段より丁寧におこない最後の営業に来ていただけるような内容にしましょう。

    例文は下記です。

     

    ⚪️⚪️さん、こんにちは。

    このたび(退職理由)のため、お店を辞めることにしました。

    ⚪️⚪️さんにはたくさんお世話になったので、いち早くLINE(メール)でお知らせさせていただきました。

    ⚪️月⚪️日まではお店に出勤しているので、きてくださる際にはぜひご連絡ください。

    直接お顔を見て感謝を伝えられたら嬉しいです。

     

    お客さまへの報告は必ずしも必要ありません。

    ですが、この先また仕事の選択肢に夜職を加える可能性や、どこかで顔を合わせる機会があるかもしれません。

    縁のあった人に礼儀をつくして好印象を残しておくほうが、今後の人生を見据えると自分のためにもなるといえるでしょう。

    夜職で得た人脈も立派な資産です。

     

    夜職を辞める理由|使いやすい理由5選

    退職を決断したら、引き止めにくい理由を添えて辞める旨を連絡しましょう。

     

    なお、給料や休み、人間関係の不満を退職理由とすると現状の改善を説得材料として引き留められるおそれがあります。

    また、「お店を辞めようか迷っている」と曖昧に伝えるのも、説得の余地ありと判断されるためオススメしません。

     

    確実に退職するために、お店側で引き留めるのが難しい退職理由を下記5つにまとめました。

     

    • 結婚相手や恋人ができた
    • 健康上の問題
    • 家族や身内の問題
    • 目指したい夢や目標がある
    • 転職する

     

    結婚相手や恋人ができた

    結婚や恋人ができたことは、辞める理由としてシンプルで納得してもらえる可能性が高い有効的な理由です。

    とくに結婚が理由であれば、自分のみならず相手と相手の家族の事情も含まれるため、店側も引き留めにくくなります。

    ただし、結婚相手や恋人がお店のスタッフと面識がある場合は、事前に相手と情報のすり合わせなど注意が必要です。

    「辞めるための嘘では?」と不審がられると、交渉を進めるのが難しくなるため、結婚や今後の予定について考えをはっきりと伝えましょう。

     

    健康上の問題

    辞めるための理由として、健康や体調面を使うのも有効です。

    アルコールの大量接種や不規則な勤務体系の夜職は、体調不良や病気につながるリスクも高く、退職を決めるのに自然な流れです。

    お店に退職を伝えるにあたって下記の理由が説明しやすく、お店も無理に引き止めないでしょう。

     

    • 体調不良でお店に出るのが厳しい
    • 無理をすれば症状の悪化を招く可能性がある
    • 体調不良が続くため、療養に専念したい

     

    診断書の提出を求められる場合もありますが、提出の義務はありません。

    ですが、どうしても診断書がないと辞めさせてもらえない場合、医師か弁護士に相談しましょう。

    健康上の理由によってお店への出勤が困難であることや治療の必要性など、生命に関する理由は確認がしにくく、追求しすぎるとハラスメントに抵触しかねないため、スムーズに辞められます。

     

    家族や身内の問題

    確実に辞められる退職理由の1つとして、家族や身内の理由が挙げられます。

    家庭の事情であれば、お店側から理由を掘り下げるのがためらわれるなど、退職に話をもっていきやすいためです。

    スムーズに退職できる理由は下記です。

     

    • 家族の介護で地元に戻らなければならない
    • 日常的に身内の看病に専念しなければならない
    • 配偶者の転勤で引っ越さなければならない

     

    介護や看病でお店への出勤が困難になる場合、店舗の対応として休職などの提案も考えられます。

    ですが物理的な距離の問題や引越しの日程を交えて説明することで、スピーディにかつ安全に辞めることが可能になるでしょう。

    また、「他の人にはあまり伝えてほしくないのですが」と最初に一言添えることで、具体的な退職理由を伝えずに辞められる場合もあります。

     

    目指したい夢や目標がある

    目指したい夢や目標が諦めきれずにお店を辞めることは、退職理由の1つになります。

    たとえば、夢のために夜職でお金を稼いでおり、目標額に達したためお店を辞めるケースや、夢を追いかけるチャレンジをしたいなど、ポジティブな動機があれば応援されつつ退職できます。

     

    ただし、今後のプランについて聞かれるなど、計画性や生活面について話す内容を用意しておいたほうがより具体的となり好印象になるでしょう。

    また、その夢のために資格やスキルを取りたいので勉強に専念したいなども有効です。

    無計画な場合や、生活の困窮が予想される曖昧な言い方では、現実的に諭されて引き留められてしまいます。

     

    夢や目標をストレートに話す際には、具体的な内容について準備しておきましょう。

     

    転職する

    転職が決まっている場合、転職後の業務開始日が決まっているため退職の段取りをたてやすくなります。

    転職は夜職の関係者であっても、夜職から昼職にうつることに好意的な場合もあり、ポジティブに捉えられやすい理由でもあります。

     

    ですが、具体的な内容を話す準備をしておかなければ不審がられてしまい、効果的な退職理由が逆効果になってしまうかもしれません。

    転職の具体的な内容と、辞めることでお店への迷惑を最小限に抑えるよう誠意を見せ、快く新生活へ後押ししてもらえるようベストを尽くしましょう。

     

    夜職経験者である筆者がおこなった夜職を辞める流れ

    黒服として夜職の勤務経験のある筆者は、昼職への応援を受けながら円満退職できました。

     

    夜職を辞めるのを決めたのは、不規則なシフトや夜中心の生活で「このままではいけない」と思ったからです。

    そこで、昼職への転職を決意し、採用が決まったので店長とエリア長、店舗のキャスト全員へ直接辞める挨拶をしました。

     

    内容としては、昼職で正社員として勤務することになったため退職するといったものです。ですが、実際には正社員ではなく契約社員としてのスタートでした。

    伝えるうえで重要なのは、「引き留められる要素をすべて排除すること」です。ですので、契約社員ではなく正社員という強いワードに事実を少し書き換えたのです。

     

    このように、ほんの少し事実を変えても具体的に伝えればスムーズに話は進みますし、辞める挨拶も誠意をもった対応をすれば、新しい生活へのチャレンジを応援してくれるようになりますので、おすすめですよ!

     

    夜職を辞めた後はどうする?

    夜職を辞めるのは人生において過程でしかありません。「自分の現状」と「自分がこれからどうしたいか」の2点を中心に、今後の計画を立てましょう。

    たとえば、以下のような選択肢があります。

     

    • フリーターになる
    • 自分で事業をする
    • 昼職へ転職する

     

    フリーターになる

    夜職は精神的にも肉体的にも過酷です。

    気苦労が絶えない仕事で昼夜逆転の生活を終えた後なので、一時の休息を得るのは大切です。

     

    急にフルタイムで正社員として働くのではなく、昼間のアルバイトを週に数回、短時間から始めるのがおすすめです。

    夜職よりも金銭的に厳しくなりますが、キャバクラやホストなど店での業務以外の営業やノルマから解放され、時間や精神面での余裕がうまれます。

    自分がこれからの人生で何をやりたいか、じっくり考えるために時間を使っても良いでしょう。

     

    自分で事業をする

    夜職で得た収入と、お店で知り合ったお客さまとの人脈を使って事業を立ち上げるのも選択肢の1つです。

    ただし、夜職をしながらも計画的に貯蓄できており自己資金が十分にあることと、人脈を広げ続ける必要があるため、難易度は高いです。

    事業を成功させるためには、何を、いつまでにやるかなど、ビジネスモデルを考えておきましょう。

     

    また、コスト構造や口座の開設、社会的信用など、起業する上でクリアしなければならない問題について事前に対策し、万全に準備する必要があります。

     

    昼職へ転職する

    「不規則で不安定な生活から抜けたい」「安定した収入がほしい」といった場合には、昼職への転職が最も効果的です。

    たとえば、営業系の仕事であれば接客スキルで得たコミュニケーション能力を中心に、実体験や知識を活かせるので、即戦力になれるでしょう。

     

    加えて、夜職は加齢によって若いスタッフに仕事を奪われ業務範囲も狭くなる場合もありますが、昼職は同じ職場でも業務を変えて続けることができます。

    将来を見据えて昼職への転職を考えておくといいでしょう。

     

    まとめ:夜職をスムーズに辞めて新しい生活にチャレンジしましょう!

    夜職を円満に辞めることは、これからの新しい生活のために必須です。

    辞める際の振る舞いで自分の評判を落とすことのないようにし、またせっかく築いた人脈を損なわないように社会人としての礼儀や誠意を見せましょう。

     

    スムーズに夜職を辞めるコツは下記です。

    • 辞める連絡はメールやLINEと口頭で伝える
    • 辞める理由は相手が対応策を講じることができない明確な理由にする
    • 夜職を辞めたあとのことを考えておく

     

    金銭的には十分なものの不規則な生活や過酷な労働の夜職ですが、辞めても人生の選択肢はたくさんあります。

     

    具体的な計画や準備を十分にして、新生活へチャレンジしましょう。

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